Bluetoothヘッドセット通話 VS. イヤホン通話
前回の記事では,iPhone6 plusで通話をするにはヘッドセットが必須だと結論づけました.
友人にもヘッドセットの便利さについて教えようとしたら…
私「iPhone6 plusは重くてデカイし,手持ちで通話むずかしいよね」
友人「うん」
私「だからさ,Bluetoothでつながるヘッドセット買って通話してるよ.便利だわ~」
友人「iPhone付属のイヤホンで通話してるよ.音質もいいよ」
私「(付属イヤホン…忘れていた)」
逆に,イヤホン通話の便利さについて教えてもらうことになりました.
純正イヤホンを使う機会がなかったので,彼に教えてもらうまで,iPhone付属イヤホンの存在をすっかり忘れていました.
ということで,今回は,Bluetoothヘッドセット通話と有線イヤホン通話の比較をしてみました.
音質はイヤホン通話の圧勝
ヘッドセットの通話音質も悪くないと思っていましたが,イヤホン通話と比べると音質の劣化は明らかです.
ヘッドセットでの通話は「立体感のない声.透明感のない声」なのに対して,イヤホンでは「立体感がある声.透き通る声」と感じました.
通話相手に確認したところ,相手側も同じ感想でした.
比較器材は以下のとおり.
- ヘッドセット
- イヤホン
ヘッドセット通話で音質が低下する理由
Bluetoothヘッドセットを使って通話をする場合,音声データはかなり圧縮され,モノラル音声として出力されます.
音声データの圧縮率が高いのは,Bluetoothの規格で通話時のデータ転送は,HeadSet Profile(HSP)*1,もしくはHands-Free Profile(HFP)*2 を使うと定まっているためです.規格が変わらないと音質アップはしないので,それまで待つしかありません.残念.
一方で,音楽を聴く場合は,より高音質なデータを転送できるAdvanced Audio Distribution Profile(A2DP)*3という規格や,aacやaptX*4といった高音質再生用コーデックが使えるので,イヤホンと比べて大きな音質の劣化はありません.
Bluetoothヘッドセットの注意点
注意点をまとめてみました.通話音質はイヤホンにかないませんが,コードに縛られないという利便性も捨てがたいので,これからは,ヘッドセットとイヤホンを上手く使い分けていこうと思います.
イヤホン通話をするべき人たち
- 恋人たち
- ちょっとした息遣いからときめきが生まれるかも
- 企業戦士
- 商談相手の声の調子から心情を読み取り有利に交渉すべし
- 耳の遠くなったうちの母ちゃん
- 聞き返される回数が減るかな?